センター概要

間-帝国史研究センター(CTH)のホームページへようこそ。

来歴

「間-帝国史研究センター(Center for Transimperial History: CTH)」は、科研費プロジェクト「間帝国的関係性からみた植民地支配と抵抗―比較・協力・並存・移動の史的構造」(基盤研究(B) 2016~2020年・研究課題番号16H03501)の成果の一部として、2016年から2022年まで活動していた研究フォーラム「間-帝国史研究(Studies in Trans-Imperial Histories: STIH)」を前身とする研究組織です。2022年5月1日、同志社大学・研究センター(中核的研究拠点)のひとつとして、STIHはCTHへと発展的に改組されました。CTHは、科研費プロジェクト「「間-帝国史」研究の理論と実践――開かれた研究枠組みの構築に向けて」(基盤研究(B) 2022~2026年・研究課題番号22H00690)の成果の一環として運営されています。

「間-帝国史」とは

「間-帝国史」とは、近代の諸帝国とそれへの抵抗の歴史、およびそれらが現代世界に与えている影響を主題とする新たな研究分野です。間-帝国史は単一の分析枠組みのなかで複数の帝国を研究対象とするものですが、その目的は比較史を描くことではありません。間-帝国史が焦点をあてるのは、帝国の統治者側と被統治者側の双方が、協力と競合という複雑な関係のなかで、比較をおこなっていたという事実です。すなわち間‐帝国史とは、国境を越えた思想や政策の循環、ヒトやモノの移動といった、さまざまな事象に着目することで、諸帝国における異なる植民地状況をまたいで展開された、相互的な影響とつながりの歴史を明らかにする研究分野です。

目的

CTHが目的とするのは、以下のとおりです。

  • 間-帝国史研究の発展
  • 世界中の研究機関や研究者の交流促進
  • 若手研究者(大学院生やポスドク研究員をふくむ)の研究活動への支援